ご機嫌を手に入れた

自転車と自転車と自転車のこと 時差あります

カンパハブのグリスアップが楽しかった

太ももはまだ違和感が残っていて長引かせたくないので休養中。
どんどん体重が増えていっている気がする。。。

週末も暇なもので、はじめてハブのグリスアップにチャレンジしてみた。
手持ちのハブはすべてカンパのハブなので構造は同じはず。まずはローラー用の年代不明ZONDAのリアホイールから。ガイ・アンドリュースのロードバイクメンテナンス(BOOK)を頼りに、恐る恐る分解。部品を失くしたらえらいこっちゃと慎重に。


ノウハウはあるのかい?
中古で手に入れてからまったく手をつけていなくて、分解してみるとそこそこ汚い。でもこの汚さのレベルがわからない。通常使用OKレベルなのか、メンテナンスしないとやばいレベルなのか、、、
BOOKを片手に、PCでブログを見ながら、YOUTUBEも確認して、丁寧に分解はできるのだけれども、どこに気を付けなければいけないのか、部品の消耗具合とか、異常には気づけない。素人の限界というかメンテナンスも積み重ねだなあ。ZONDAのハブはとりあえず汚いことはわかった。
BOOKだと「白い防水シールは絶対さわるなよ。」って書いてあるんだけど、巷のブログだと防水シールを剥がしてベアリングを綺麗にしている。どっちが正しいのか迷う。とりあず、ガイを信用してシールは触らずグリスアップ。ガイいわく「4か月から6か月に一度はメンテナンスしなよ。」ってことなので日常メンテでは触らずオーバーホール的な時は剥がしてグリスアップするのかなと自己解釈。


ガタを身体で理解する
分解してグリスアップして組み立てなおしたら玉当たり調整。玉当たりってなんじゃいそら。ガイは何も語らず。よくわからずに試行錯誤してみてもなんだか回転が重い。試行錯誤しながらようやく理解。
ハブの構造とか玉当たりの意味とか、部品の役割を理解した瞬間が最高に気持ちよい。理解してからは楽しい。勉強の意味がわかると楽しい的な、メンテナンスが楽しい。けっこう調整はシビアなんですね。なんども玉当たり調整したい。
ガタがガタらないところから1mmだけ締めて固定というのをやってみました。実走できないのでなんとも言えないができたはず。ちょっと走ったら一度ガタの確認しようと思います。


職人の領域
楽しくなってきたところで、いつも使っている手組のホイールフロントとリアのグリスアップ。分解や作業自体は、理解してしまえば難しいことはなく、サクサクと進む。
難しいのは職人の領域。どの程度グリスをつければ良いのか迷うし、グリスアップ後の回転の軽さが正しいのかとか、どこまで綺麗にしてよいのか、もちろん玉押しの調整もかける時間と効果のバランスはとかとか、、、
メンテナンスは簡単なんだけれども難しい。奥が深いし、何より楽しい。
あとガイ・アンドリュースのロードバイクメンテナンスBOOKが読んでいて面白い。分解や作業の手順が書いてあるんだけれども、職人の領域の部分もチョロチョロと書かれているのが他のメンテナンス本とちょっと違うところ。作業とか手順は絶対ではないし、和訳が読みづらくはあるのだけれども、ガイの人柄もわかり読み物としても面白い。


自転車には乗れなかったけど、ハブのグリスアップが意外に楽しかったので良しとしよう